仙腸関節炎

仙腸関節炎とは?

仙腸関節とは骨盤を構成する仙骨と腸骨の間にある関節で周囲の靭帯により連結されていますが関節の中でも特に動きが少なく、ちょっとした事で動かなくなってしまい機能が低下してしまうことがあります。
その仙腸関節に炎症が起きてしまい痛みが出ることを仙腸関節炎といいます。
仙腸関節炎の症状

仙腸関節炎の症状は、腰痛・臀部痛を自覚することがあり症状が進行すると、下肢にまで痛み・感覚障害が出現し日常生活動作に支障が生じることがあります。
仙腸関節炎の原因

仙腸関節炎の主な原因は、左右の脚を前後に開いたり腰を大きく捻るなど、骨盤に左右非対称の力が加わることで発症します。
また出産の際に仙腸関節の周りにある靭帯が緩み産道を拡げますが、出産後も靭帯が緩んだままになってしまうと仙腸関節炎を引き起こすことがあります。
仙腸関節炎を放っておくとどうなる?

仙腸関節炎を放っておくと腰の痛みだけでなく、股関節痛・神経痛などの症状へと進行していく事があります。また、レントゲンやMRIなどでは異常がないため診断が難しく、見逃されやすい疾患です。いつか治るだろうと考えるのではなく放置せず早めの受診が重要です。