坐骨神経痛を解消させるストレッチ

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、腰からお尻、太もも、そして足にかけて広がる痛みやしびれを引き起こす症状です。原因は椎間板ヘルニアや腰椎狭窄症、筋肉の緊張などが挙げられ、坐骨神経が圧迫されることによって症状が現れます。現代社会では、長時間の座位や悪い姿勢が原因となることが多く、慢性的に悩まされる方が増加しいています。柔道整復師の観点からは、適切なストレッチや運動療法が症状緩和に効果的とされています。

坐骨神経痛を放置するリスク

坐骨神経痛を放置すると、症状がさらに悪化し、日常生活に支障きたす可能性があります。痛みやしびれが強くなり、脚の筋力低下や歩行困難に繋がることがあります。また、痛みを避けるために体のバランスが崩れ、他に部分に負担がかかることも少なくありません。早期に対処することで、悪化を防ぎ、症状を軽減させることも重要です。

坐骨神経痛を和らげるためのストレッチ法

○お尻の筋肉(梨状筋・大殿筋)のストレッチ法

・このストレッチは仰向けで行います。

・まず、仰向けに寝転がり、膝を立てて両足を床に置きます。

・次に痛みのある側の足を反対側の膝に乗せ脚の形が4になるようにします。

・痛くない側の太ももを両手で抱え、胸に引き寄せるようにしてお尻の筋肉をストレッチさせます。

※痛みがある側の足が反対側の膝にのらない場合

・まず、仰向けになり痛みがある側の膝を曲げて引き寄せ、膝上に両手を置く。

・反対の足を伸ばし、上半身はリラックス。

・両手で膝を胸に向かって引き寄せお尻のストレッチをしていきます。

〇ハムストリングスのストレッチ法

・このストレッチは座って行います。

・脚を伸ばして床に座り、片方の脚を開いて反対側の膝を曲げ内ももに足をつけます。

・上半身を前傾させ、両手で伸ばした脚のつま先を掴むようにします。