膝痛

膝痛の原因は?
膝痛は幅広い年代で起こり得ます。体重増加や運動不足、加齢、使い過ぎ、スポーツなど様々な原因で起こります。

膝は、立つ・歩くなど日常生活動作でよく使われる重要な関節です。スポーツをする上でも膝は重要な役割をします。膝は基本的に曲げ伸ばしをする関節で大きく捻ったり回したりということはしません。日常生活やスポーツで本来しない過度な動きをしてしまうと膝痛の原因になります。
膝痛を伴う疾患
膝痛を伴う疾患は数多くあります。その中でも膝痛を起こす代表的な疾患を紹介します。

オスグッド-シュラッター病
成長期にスポーツ(特にジャンプやダッシュ)などにより、膝の下の骨が腱によって引っ張られ剥離して痛みを伴います。膝下が出っ張る症状も見られます。
ジャンパー膝
ジャンパー膝は膝蓋腱炎または大腿四頭筋腱炎ともよばれます。太ももの前にある膝を伸ばす筋肉や腱が、使い過ぎによって損傷や炎症、変性を起こします。膝蓋骨(膝のお皿)の上または下に痛みが現れます。もともとバスケットボールやバレーボールの選手によく見られたことからジャンパー膝と呼ばれるようになりました。
離断性骨軟骨炎
スポーツをしている10歳代から20歳代の男性に多く発症します。最初は膝の脱力感や疲労感があり、徐々に痛みを生じます。進行すると運動時痛が強くなり、走ることが困難になります。さらに進行し、いわゆる関節ねずみが生じると、関節可動域が制限され、激痛を訴えることもあります。
有痛性分裂膝蓋骨
膝蓋骨(膝のお皿)の一部が本体から分離したものを分裂膝蓋骨といいます。多くは分裂部に症状はなく治療の必要はありませんが、スポーツなどで分裂部に牽引力が反復して加わると痛みを生じます。この状態を有痛性分裂膝蓋骨といいます。膝蓋骨の上外側部に分離骨片を認めることが多く、分裂部に一致した圧痛を認めます。
滑膜ひだ障害(タナ障害)
膝関節には組織を隔てる滑膜ひだと呼ばれるものがあります。滑膜ひだは胎生期に形成される遺残組織ですが、正常な膝でも約50%に認められる組織です。その中でも特に問題になるのが膝の内側にある膝蓋内側滑膜ひだ(タナともよばれる)で、この滑膜ひだが肥厚することにより症状が出ます。症状は運動時に膝関節の内側に痛みや引っ掛かり感を訴えます。
膝前部痛
膝前部痛は膝の前面に痛みを訴える疾患で、若い女性に多くみられます。レントゲンなどの画像所見では特に問題がないことが多いため、症状の原因になっている疾患に対して治療を行なっていく必要があります。特にスポーツをしている方に多く、この場合、腱炎や腱の付着部での炎症のことが多いため、炎症を抑える治療やストレッチ、筋力トレーニングを行なっていく必要があります。
その他にも靭帯損傷や半月板損傷、変形性膝関節症、あるいは腰や股関節の疾患によっても膝痛が出ることがあります。
当院の「膝痛」の施術
当院では膝関節のみの施術ではなく骨盤の歪みもチェックし、膝痛の治療をしていきます。
筋・筋膜調整
筋膜のつながりを使って筋肉を緩めていきます。痛みや運動制限の原因となる筋肉を緩めて、関節の可動域を広げます。
電気治療
当院には痛みによく効く電気治療器を導入しています。一般的な低周波電気治療に比べると、痛みに直接アプローチできるため痛みの抑制に期待できます。膝痛には効果的な電気治療器です。また、ストレッチと組み合わせて使うと、よりストレッチ効果が得られるものもあります。
姿勢の維持
正しい姿勢を保つことで、膝にかかる負担を軽減できます。長時間立ち続ける場合は、膝を過度に曲げないように注意し、痛みがでることを避けるために足を交互に伸ばしたり座ったりすることが重要です。
ストレッチ
軽いストレッチや筋力トレーニング: 膝を柔軟に保つために、軽いストレッチや筋力トレーニングを行うことが役立ちます。膝の周りの筋肉を強化することで、膝の安定性が向上し、痛みを軽減できます。膝痛に関しては当院の施術師が施術、アドバイスをさせていただきます。ぜひ当院へお越しください!
当院では膝痛の改善はもちろん、症状が出にくい体づくりのためにトレーニングやストレッチの指導も行っています。
膝痛でお困りの方は是非一度 当院にご相談下さい。
Q&A
Q.膝全体がいたくてよくわからないのですが?
A.触診や超音波検査、徒手検査などでしっかりと診させていただきますのでご安心ください。膝の状態を確認させていただき施術をさせていただきます。
Q.整形外科にて骨は特に異常ないと言われましたが、受診できますか?
A.膝の痛みは身体の歪みなどが原因で痛みが出ている可能性があります。また足や腰回りの筋肉の固さも原因となっていることもあります。当院では根本改善を目指して施術を行います。