上腕骨外科頸骨折

上腕骨外科頸骨折とは?

上腕骨外科頸骨折は、上腕骨の肩に近い部分で起こる骨折のことを指します。この骨折は特に転倒や肩への強い衝撃によって発生しやすく、肩の動きに大きな影響を及ぼします。主に高齢者やスポーツ選手に多く見られる骨折で、骨折後は腕を動かすことが難しくなることが一般的です。
上腕骨外科頸骨折の原因と発生のメカニズム

最も一般的な原因は、転倒です。手をついて転んだ際や肩から直接落ちた場合に骨折する事が多いです。肩関節に大きな負担がかかるため、上腕骨外科頸が骨折します。特に、高齢者に多い理由として、骨粗鬆症による骨強度の低下が大きく関与しています。そのため、軽度の衝突でも骨折する可能性が高まります。
上腕骨外科頸骨折の症状

肩から腕にかけて激痛があり、腕を動かす事も激痛のため腕を動かす事ができなくなります。腕から前胸部にも骨折部分の炎症や血管の損傷により内出血が広がっていきます。外見上、肩関節脱臼に似ている事もあります。筋力低下や感覚異常も出現する可能性があります。
上腕骨外科頸骨折の判断
主訴、症状を確認し、超音波検査を行い、上腕骨外科頸骨折と判断します。
提携している整形外科をご紹介させていただきます。そのため、レントゲン撮影も可能です。
上腕骨外科頸骨折の処置
柔道整復師は、骨折に対し徒手整復を行います。徒手整復は、骨が正常な位置に戻るために行います。整復後、骨が固まるまで固定を行います。固定をしっかりとすることにより治癒を促進します。肩関節にかかる負担を軽減し、早期回復を目指します。固定除去後は、正常な可動域に戻すため、リハビリを行います。