上腕二頭筋腱炎

上腕二頭筋長頭腱炎とは?

上腕二頭筋長頭腱は上腕骨にある溝とそこに張っている靱帯がつくるトンネルを通っており、肩を挙げる、肘の曲げ伸ばしなどによりトンネルと擦れ合いが起こり摩耗しやすい構造をしています。そのためスポーツや重労働で肩や肘をよく使っていると炎症を起こし痛みが発生します。

上腕二頭筋長頭腱炎の症状

腕を挙げたり、肘を曲げ伸ばしすると痛みが出ます。野球やバレーなどスポーツをしている方もなりやすく、投球動作やサーブの時などに痛みが出ることもあります。痛みがひどくなると夜寝ている時も痛みが出ることがあります。

上腕二頭筋長頭腱炎の原因

上腕二頭筋長頭腱炎の原因は使い過ぎによる腱の変性です。上腕二頭筋長頭腱は非常に摩耗しやすい構造をしているため、肩を使いすぎると腱が摩擦により変性してしまいます。また重量物を持ち上げるとき筋肉が重さに耐えきれず痛みが出たり、電車でつり革をつかんでいて、急ブレーキがかかった際に肩が伸ばされ痛めてしまうこともあります。

上腕二頭筋長頭腱炎を放っておくとどうなる?

上腕二頭筋長頭腱炎を放置しておくと、痛みが強くなり、夜寝ている時も痛みが出るようになります。また変性が進行すると炎症ではおさまらず、腱が断裂してしまうこともあります。断裂してしまうと治癒にかなり時間がかかってしまうため早めの受診がおすすめです。