まき肩矯正(肩甲骨はがし)について

まき肩は猫背と関係が深く、日常生活の姿勢や筋肉のアンバランスが原因となることが多いです。
主に以下のような方法で改善が期待できます。
1. ストレッチと筋力トレーニング
硬くなった胸の筋肉(大胸筋など)を緩め、弱くなった背中の筋肉(菱形筋、僧帽筋など)を鍛えることが重要です。
- 胸を開くストレッチ:
- 壁や柱に手や肘をつけて体をひねり、胸の前側を伸ばす。
- 背中の後ろで両手を組み、肩甲骨を寄せて胸を張る。
- 肩甲骨周りのストレッチ/運動:
- 両肘を曲げて後ろに引き、肩甲骨を「ぎゅーっ」と寄せる動きをする。
- タオルなどを使って両腕を上げ下げし、肩甲骨周りを動かす。
2. 日常生活での姿勢の意識
まき肩は日々の習慣で起こるため、姿勢を見直すことが改善への第一歩です。
- 座り方・立ち方:
- 骨盤を立てることを意識し、背筋を伸ばす(椅子に浅く座り、坐骨で座る感覚)。
- 無理に胸を張りすぎず、肋骨の下を少し前に出す意識を持つと自然と肩が後ろに戻りやすくなります。
- デスクワーク・スマホ操作:
- パソコンや椅子の高さを調整し、肘と膝が90度くらいになるようにする。
- スマホを見る際は、のぞき込むような姿勢にならないよう注意する。
3. 矯正グッズ・専門家の利用
- 矯正ベルト・サポーター:
- 市販の猫背・まき肩矯正ベルトやサポーターを使用する方法もあります。これらは一時的に正しい姿勢をサポートしますが、根本的な改善にはストレッチや筋トレ、正しい姿勢の意識が不可欠です。
- 整体・整骨院など:
- 専門家による施術(ストレッチや手技など)で、硬くなった筋肉をほぐしたり、骨格のゆがみを整えたりする方法もあります。
症状がひどい場合や、肩こり、頭痛などの不調を伴う場合は、医療機関や専門家に相談することをおすすめします。
まき肩の矯正を専門とする施設(整体、整骨院、リハビリテーション科など)での主な施術方法には、以下のようなものがあります。
1. 筋肉・軟部組織へのアプローチ
まき肩の原因となる筋肉の緊張を緩和し、柔軟性を取り戻すための施術です。
- 手技療法・マッサージ:
- 前に引っ張られた肩の原因となる、胸の前側にある筋肉(大胸筋や小胸筋など)を重点的にほぐします。
- 猫背や肩こりに関係する、首や肩甲骨周り、背中の筋肉の緊張も緩めます。
- ストレッチ:
- 硬くなった胸や肩の筋肉を、施術者が補助しながら伸ばします。
- 特に、肩関節の内旋(内巻き)を改善するためのストレッチが行われます。
- 筋膜リリース:
- 筋肉を覆う筋膜のねじれや癒着を解消し、筋肉の動きやすさを改善します。
2. 骨格・姿勢へのアプローチ
骨盤や背骨のゆがみを整え、土台から正しい姿勢をサポートする施術です。
- 姿勢矯正/猫背矯正:
- 背骨や肩甲骨の位置を整え、正しい姿勢を意識しやすい状態にします。
- まき肩と併発しやすい猫背を改善するための施術も多く含まれます。
- 施設によっては、ボキボキしない、体に負担の少ない矯正法を採用しているところもあります。
- 骨盤矯正:
- 姿勢の土台である骨盤のゆがみを整えることで、その上に乗る背骨や肩の位置も正常な状態に戻りやすくします。
3. 運動療法・セルフケア指導
正しい姿勢を自分で維持するための筋力強化や習慣化の指導が重要視されます。
- インナーマッスルトレーニング:
- 姿勢を支えるために必要な体幹やインナーマッスルを強化するトレーニングを指導します(例:専用機器を使用したトレーニング)。
- ストレッチ・筋トレの指導:
- 自宅でできる効果的なストレッチ(胸を開く、肩甲骨を寄せる運動など)や、弱った背中の筋肉を鍛えるトレーニング(菱形筋、僧帽筋など)の方法を指導します。
- 日常生活の動作指導:
- 正しい立ち方、座り方、スマホやパソコンを使う際の姿勢など、日常生活で意識すべきポイントのアドバイスを行います。
補足:
- 保険適用について: まき肩矯正は、慢性的な姿勢のゆがみが原因であることが多いため、基本的に保険適用外(自費診療)となります。
- 期間・回数: 改善までの期間や必要な回数には個人差がありますが、一般的には複数回の通院が必要とされます。
当院のまき肩矯正(肩甲骨はがし)を、一度お試しください。