自律神経失調症

自律神経とは?|

自律神経とは内臓の働きや体温・血圧・ホルモン・免疫などを自動的に調整している神経です。

交感神経はエネルギーを使って活動する神経で、怒り、不安や緊張等のストレスを受けると働きが強くなります。

一方、副交感神経はエネルギーを蓄える機能で、眠ったり、休んだり、疲労をとったりする働きがあります。車のアクセルとブレーキに例えられるように、どちらかだけではなく両方がバランスがよく働くことが大切です。

自律神経失調症とは?|

自律神経失調症は交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態です。慢性的な疲労・だるさ・めまい・ほてり・冷えなどの不定愁訴や、免疫力の低下、内臓の機能低下も自律神経が影響しています。

このため「朝、会社に行けない」「辛くて家事ができない」状態に陥る事も稀ではありません。病院に行って検査をしても「異常がない」と言われてしまい「周りにも分かってもらえない」など、一人で抱え込むと症状は益々ひどくなります。

自律神経失調症は大人だけでなく、子供にも生じることがあります。

子供において発症すると、頭が痛い、何となくだるい、などの訴えから、不登校の原因となることがあります。

自律神経失調症の原因は?|

自律神経失調の原因として多いのが、生活リズムの乱れやストレスです。昼夜逆転の生活や睡眠不足などが引き金になります。

更年期や妊娠もホルモンバランスが乱れて自律神経症状を起こす原因と考えられています。

現代社会は超ストレス社会です。会社や家庭のストレス、環境の変化も身体に影響を与えます。症状はその人の弱い部分に現れやすく、体質的におなかが弱い人には腹痛や下痢など、肩がこりやすい人には頑固な肩こりや頭痛が起きます。

いくつもの症状がかわるがわる現れたり、同時に重なることもあります。

自律神経失調症の改善で大事なこと

1.生活スタイルを整える
規則正しい生活リズムを心がけ、充分な睡眠やバランスのよい食事、適度な運動をしましょう

2.ゆったりとした精神で過ごす
心理社会的ストレスを一人で抱え込まず、周囲の人に相談するなど適切な対処法を身につけることが大切です。また、心身をリラックスさせる方法を見つけることも予防につながります。無理に体調をコントロールしようとせず、自然な調節作用に委ねることも時には必要です。

3.医療のサポートを受ける
一人で悩まず早めに専門家に相談しましょう。心理的なサポートは「心療内科」などへ、身体的サポートは当院にお任せください。一人で悩んで長期化させるより、専門的なサポートを受けた方が回復は早いです。

自律神経失調症に対するアプローチ|

1.運動器の不調に対して
自律神経失調症からくる肩こり、頭痛、腰痛、だるさなどに対しては当院の手技療法(筋・筋膜調整×骨格・骨盤調整)を用いて「不調」を改善させます。

2.内臓器の不調に対して
内臓の不調は筋膜を介して体表面に痛みや筋膜の硬結となって現れます。これを内臓反射点と言います。(東洋医学的なツボのようなものです)当院では、この内臓反射点へ適切な刺激を加えて内臓の不調を取り除きます。

3.自律神経に対して
当院では、特に「横隔膜」に着目します。東洋医学的に横隔膜は腹部内臓器、骨盤内臓器、胸部内臓器とつながっていると考えられています。横隔膜を良い状態に保つことで内臓器のバランスが整い自律神経の改善につながります。また横隔膜の求心性線維は頚部・頭部にもつながっていますので肩こりや頭痛、不眠症の解消など体調面の変化も期待できます。
 
当院の施術は、筋膜のつながりを使ったソフトで心地よい刺激ですから安心して受けていただけます。「体調がすぐれない」と感じたら、一人で抱え込まず当院にご相談ください。