腱板損傷

腱板損傷とは?

肩のインナーマッスルである回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれる棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉によって構成されており、関節の近くに存在する筋肉のため関節の安定性を高める機能があります。

この腱板を様々な原因で傷めてしまうと肩を上げた時に痛みが出たりします。

腱板損傷の症状

肩関節の痛み、腫れ、熱感、夜間痛などがあり、酷い場合は肩が全く上がらなくなる状態になり、腕を上げにくくなったりすると、衣服に着脱や困難になってしまい、日常生活に支障きたします。

不全断裂と完全断裂の2種類があり、不全断裂ですと痛みはありますが肩を上げることができる方もいます。

四十肩・五十肩と診断された患者さんのなかには腱板損傷だったという方もいます。

腱板損傷の原因

腱板損傷の主な原因はスポーツでの接触や肩をついて転倒して痛めてしまうことが多いです。また、外傷によるものではなく、重い物を持った時や腕を軽く捻った時にも損傷したりします。高齢者の方になると変性により知らない間に痛めていたということもあります。

腱板損傷を放っておくとどうなる?

腱板損傷を放置してしまうと、痛みが引いたとしても肩が上がらないままだったり・肩関節が緩くなり脱臼しやすくなったりします。

重症例では手術が必要になる場合もあります。