肘部管症候群

肘部管症候群とは?

肘部管症候群は肘の内側にある肘部管というトンネル状の部分を走行する尺骨神経が圧迫され、肘や、腕、指(薬指〜小指側)にかけて痛みや痺れ、倦怠感などが出てきます。尺骨神経は主に腕、指の内側の運動、感覚に関与しているため障害されるとその領域に症状が出てきます。

肘部管症候群の症状

肘部管症候群の症状は、肘〜指にかけての痛みや痺れ、倦怠感などがあります。

尺骨神経が障害されるので筋肉がうまく使えず、手の筋肉がやせてきたり、特徴的な手の変形の鷲手が見られることもあります。

肘部管症候群の原因

肘部管症候群の主な原因は、肘周囲の筋肉の硬さ、肘の変形にあります。

筋肉の硬さがあることで神経が圧迫され症状が出てきます。また、肘の変形は子供の頃の骨折や加齢に伴う変形で見られます。

肘部管症候群を放っておくとどうなる?

肘部管症候群を放っておくと手の筋力が低下し物を持つことが困難になります。最終的には手が動かせない、物が握れない、持てないなど重い症状になる可能性があります。放置せず早めの受診が重要です。