手根管症候群

手根管症候群とは?

手根管とは手の付け根に筋肉や靭帯で囲まれたトンネルの事を言います。

手根管の中を神経・血管が通り日常生活、仕事、運動、加齢による変形などの原因によって圧迫され痺れなどの症状を引き起こす事を手根管症候群といいます。

手根管症候群の症状

手根管症候群の症状は、手のひらの痺れや手指の冷感などが現れます。

また手根管には神経・血管が流れている為、むくんだり、指の曲げ伸ばしがしずらくなるのも特徴的です。

手根管症候群の原因

手根管症候群の原因は特発性のものが多く原因不明とされています。

妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴的です。その他、仕事やスポーツでの使いすぎや外傷、透析をしている人などに生じます。

手根管症候群を放っておくとどうなる?

手根管症候群を放っておくと初期段階では人差し指と中指に痺れ・違和感等の症状が現れ、進行するにつれてその他の手指にも広がっていきます。特に、明け方になると症状が強くなるのが手根管症候群の特徴です。

悪化すると、親指の付け根にある母指球筋の筋力低下がみられ、細かい手作業が困難になりますので早めの受診をおすすめします。

「筋・筋膜調整」

筋膜のつながりを使って筋肉を緩めていきます。痛みや運動制限の原因となる筋肉を緩めて、関節の可動域を広げます。

Q&A

Q.手根管症候群は自然に治りますか?

A.軽症の時は自然に治ることもありますが、症状が強い場合は治療が治療が必要です。

患部に対しての電気治療、安静・固定を行います。

Q.手根管症候群になってしまったらやってはいけないことはありますか?

A.手首を過度に使う運動や、重いものを持ち上げるなど手首に負荷がかかる行動は、手根管症候群の症状を悪化させることがあります。

発症している方は軽度の運動やストレッチなどに留め、負荷をなるべくかけないように心がけましょう。